補機類のベルト(プーリーベルトとも言います)は、
オルタネータとエアコンのコンプレッサを回してくれます。
そして、テンショナープーリーで、張り調整をされています。
図:補機類のベルト
MGFは、このベルトの寿命が短いんです。
ベルトの素材は決して悪くないんですけど、
周辺の高い温度のせいなんでしょうかねー。
だいたい3万km で交換した方が良いと思います。
こうなるともう、イタリア車の世界ですね。
あのフェラーリと同じですよ!
素直に喜びましょう!
ついでに言うと、
「ベルトが切れてテンショナーに絡まり、テンショナーが破損!」
という故障も聞きましたし、
逆に、 「テンショナーボルトが破損して、ベルトを切り取った!」
ってトラブルも聞きました。
ベルト廻りにも、いろいろ問題が起きるクルマなんですね。
油断もスキもありません。
足回りのボールジョイントの話
これはスタビのジョイント
MGFの足回りにも、多くのジョイントが使われています。
ラバージョイントもボールジョイントも、だんだん「緩く」なってくるのは同じです。
「俺の走りはチョット激しいんだぜ!」と、自認する方は、
5万km を目安にジョイント類を交換しましょう。
シャキッとした感じになりますよ。
図:ジョイントがたくさん
でも、こんなに数があるんで、大人しく走るほうが、お得です。
もし走行中に、後ろの方から「チャリンチャリン」という音が、
いつも聞こえてくるようになったら、
それは、またまた財布からオカネが出て行く音です。
きっとRハブ(品番=25)が、イッてしまっています。
そのままで走っていると、ハブベアリングが割れて、走行不能になります。
最悪の場合ですけど、後輪が外れることも・・・
ん?
ブレーキディスクで引っかかるから、
それは大丈夫かもね。
車内に水が溜まる?
どうしても「雨漏り」をしてしまうのは、オープンカーの宿命です。
雨漏りがあると、車内に湿気が多くなって、
サビやカビの元になるし、電装部品にも悪いです。
フロアや幌の内側にカビが発生したら、
なかなかキレイにはなりませんし、イヤなニオイもするようになります。
なので、ときどき「乾燥」させましょう。
フロアカーペットまで剥がして、「虫干し」すると完璧ですけど、
だからって、
ここまで引っぺがすと・・・
元に戻すのは、チョ~面倒くさいです。
部品取り車にしちゃおうか・・・
そう思っちゃうのも仕方ありません。