何年かMGFに乗ってきて、

「最近、パワーが無くなったなー。」とか、
「始動性が悪くなったなー。」とか感じたら、

電気系をチェックしましょう。

 

G12M1424001 1.8 i は今どき珍しいデスビ

(VVCはなぜかイグナイター仕様です。)

 

プラグコードは消耗品です。
長く使ってると、絶縁が悪くなって電気が漏れます。

なので車検ごととか、3万km ごととかで交換しましょう。

 

スパークプラグは5万kmくらいは使えます。
( ・・・最近の国産車は10万km使いますけど。)

でも、もし交換しようかなーって思ったら、
電極の細いもの(イリジウムとか)に交換しちゃいましょう。

根拠はありませんが、それが良いと思います。

 

デスビ(ディストリビューター)は、キャップにひび割れが起きやすいです。
中のローターはあっさり摩耗します。

このあたりは、1万km ごとにチェックをしておきましょう。

 

こんなの、昭和40年代のクルマ並みです。

古くからやってる整備工場のジイさんなら、
デスビなんか見たら、大喜びします。

 

 

MGFのギアシフトは、ツインワイヤ作動式です。

しかし、なまじっか「ミドエンジン車」なので、
ワイヤの取り回しが長く、傷みやすいんです。

 

10万kmなんて、とても保たないと思います。
( ・・・勝手な推定です)

 

「2速ギア、またはリバースギアが、どうにも入りにくいんですけど・・・」

そんなときは、シフトワイヤの遊び調整で、ほぼ解決します。

 

MGFのミッションって、もちろん量産車の流用品で、
シフトゲートの横の間隔と、ストロークは固定されているんですけど、
2本のワイヤの調整で、シフトレバーとの位置合わせができるんです。

 

ただ、2速でベストな位置に合わせると、
リバース位置が辛くなる(渋くなる)ことが多いんです。

 

また、2速のストローク側を深く合わせると、
5速がシッカリ入らなくなることもあったりして・・・。

 

絶妙な調整が必要なところなので、メカニックさんに頼んでください。

きっとイヤそうな顔をするでしょう(笑)。

 

下回りを何かに擦って、ワイヤの先端が外れちゃった!

そんな話も、よくありました。

これ、車高が下がってる冬の時期に起きやすいんです。

 

G12M1690 図:シフトワイヤーエンド

 

48番のジョイントは、路面の何かに擦れたりしたら、
なぜか簡単に外れちゃうんです。

47番のケーブルストッパから、ワイヤが外れることもあるんです。

 

どちらが外れても、ギアシフトは出来ません。

 

どっちのジョイントも、プライヤーとか使えばスグにはまるんで、
元通りにはめ込んだら良いんですけどね。

路上だと、ちょっと手が届きにくいですねぇ・・・。

 

そんな時は右後輪の下に、板か何かを敷いて、
車体の下を広くしてやれば、やりやすいですよ。

 

そんな風に路上で寝っ転がって、クルマの下に手を入れてると、
いろんな人が集まって来ます。

説明するのもウザいし、恥ずかしいですね。

 

ちなみに、そんなことがあったら、
ワイヤを交換した方が良いと思いますよ。

 

アタシゃ変えませんでしたけどー。