3、ボルトを4本とも抜くと、幌はフレーム丸ごと脱着できます。
でも、たぶん1人じゃムリです。
幌の重さは30kgぐらいのものですけど、
幌を畳んだ状態で、左右から同時に持ち上げたら、
後ろ方向にトランクを越えて、降ろさなきゃなりません。
アタシ、最初は1人でやってみたんですけどね。
車内にしゃがみこんだ態勢から、
あたかも「重量挙げ」の選手のように、幌をわしづかみにして
「おりゃー!」って持ち上げるんです。
もうホント、体に悪いですよ。
特に腰に悪い。
それに足場が悪くて、バランスを崩してしまって、
トランクの上に思いっきり、「幌のボディスラム」
決めちゃいましたー。
悲しいです。
外した幌屋根!
キャンバスにも破れがあるなぁ・・・
さて、取り外した幌を見てみると、
幌の後端は「薄いオビ鉄板」の上から、リベットで留めてあります。
これを外すには、リベットの中心を3.2mmのドリルで貫通させればOK。
4、丹念にひとつひとつ、ドリルでリベットを崩して外します。
とっても面倒くさい作業です。
ときどきドリルのキリ先が滑って、余計なところにグリグリっと穴が空いたりします。
ですけど、それがまぁDIYですから、
ケガさえしなけりゃ良いんです。
気にせず、ガンガン進めましょう!
( ・・・あとで幌で隠れちゃいますし。)
リア・スクリーンの左右の端は、幌布と重ね合わせになってます。
なので幌布留めのリベットも、1個~2個外して、めくらないと見えません。
幌布をめくると、その下にもう1本だけ、隠れリベットが出現します!
実はこのリベット、他のリベットより太くて、長くて、
幌を重ね合わせて、まとめて留めてあるんです。
きっと、リア・スクリーンを「パン」と張った状態にする「カナメ」です。
根拠はありませんが、そう思います。
このリベットを外すには、
最初に3.2mmのドリルで貫通させたあと、キリ先を4.0mmに替えて、
2度のアタックが必要です。
幌の後端部分
リベットと、重ね合わせの部分の画像です。
隠れているリベットは、マジで作業性が最悪です!
リベットがぜんぶ取れたら、
スクリーンと「オビ鉄板」が一緒に外れて来ます。
後はリベットが抜けた穴を、ドリルでグリグリやって清掃しましょう。
ついでなので、幌布やオビ鉄板、幌骨の内側なんかも、
ささっと拭き掃除しときましょうか。
面倒くさい作業なんですけど、やってみれば意外に簡単・・・
っていうか、ここまで来ちゃったら、もう後戻りはできませんよ(笑)。