それではさっそく、リア・スクリーンを交換しましょう。

 

<必要な工具・道具・材料>

・ビニールを張り替えたスクリーン部分

ここだけ外して持ち込むと、
自動車用の幌屋さんや「テント屋さん」で張り替えてくれます。
(費用は1万円くらいでしょうか・・・?)

・17mmのレンチ
・電動ドリル
・ドリルの刃(キリ 3.2mm、4.0mm)
・ブラインドリベッター
・リベット(3.0ー14mmを15本ほど、4.0-20mmを2本)
・強靱な肉体と精神力
・無償で手伝ってくれる仲の良い友人

 

<スクリーンの交換作業手順>

1、準備ができたら、幌を取り外しましょう。

まぁ、脱着しなくても作業自体はできますけど、
ドリルの切りクズはで出るし、作業中に工具を落としたりするかもしれません。

ボディにもたれかかったりもするので、車体にキズが入ること間違いなしです。

不精しないで幌を脱着した方が良いですよ。

 

f_rsc06 このままでも作業はできるけど・・・

 

 

2、リアの内装を外す。

 

シート後ろの、柔らか~い素材でできた内装を、割らないように取り外します。
ウインドストップをつけているなら、それを先に外しておきましょう。

f_rsc03

 

上からの固定ネジを3本抜いたら、ブラインドファスナ6本を、
「折れませんように」と祈りながら外します。

 

ブラインドファスナとは、プラスチック製の「押し込んでパチン」する留め具です。

f_rsc05
ボルトの左に並んでる白い丸い穴が、ブラインドファスナの受け穴。

左右に2ヶ所と、中央のコンソールにつながる部分に2ヶ所で、合計6ヶ所。

 

内装外し用の工具(無ければドライバーでもOK!)でこじると
「ズビッ」とイヤな音を立てて抜けます。

 

これがまたスグに折れるんです。

どんなに優しく作業しても、半分くらいは「ブチッ」と音を立てて折れます。

 

えーと、どこにあるのかなー? これかなー?

エイヤっ!

プチっ!

もー、なんてヤワな部品だよ!

・・・こんな感じです。

 

内装パッドを外すと、ようやく幌骨の固定ボルトが出現します。
(画像の赤丸のボルトです。)

こんな所に隠れてるんですね。

 

それにしてもMGFの幌って、たった4本のボルトと
前端のラッチで止めてあるだけなんですよー。

たったこれだけで、よく200km/h以上のスピードに耐えられるもんだ。

感心、感心。
図解はコチラ・・・ G76M1610

 

(~続く)