きちんと健全に経営できている会社の基盤があるからこそ、
製品を買ってくれたお客さんに、誠実に対応する良いアフターサービスができる、
そういう会社こそが世の中に認められていくのです。
ところが不具合があっても 「そんなことは発生してない!」 と知らないふりされたり、
クレーム対応を拒否されたりすると、もうお手上げ。
拒否とかじゃなくて、「それが仕様です!」って開き直られたら、
まったくお話になりません。
この前まで「ローバーお客様相談室」ってのがあったんですけど、
そこに電話をしたことがある人、どれくらいいますかね?
あそこって、いくら電話しても、何を聞いても
「そのような事例はありません!」 って言われるんですよ。
そんな対応するんだったら、電話窓口なんか設置しなきゃいいのに。
なんのための相談室なんだか。
アタシも何度も、電話口でケンカをしました。
そうやってると、だんだん電話対応の担当の人が憎くなってくるんです。
しまいにゃ「テメェ、今からそっちへ行ってぶっ殺す!」なんて、ほとんどもう恐喝。
ついつい感情が荒れてしまいますよ。
聞くところによると、実はネ、
あそこの窓口担当の人って、
ホントはものすごく経験豊富で、優秀なメカニックさんで、
トラブルや問題点の全てを知っているけれど、
上から「メーカーの負担が増えないようにしろっ!」って命令されて、
「そんなことはありません」って言わされてる・・・
そんなウワサがあったんです。
ウワサというか都市伝説ですね。
それが本当なら、気の毒なお仕事です。
あたしなら勤務初日に、胃に穴が開きそうです。
そんな状況の中、メーカーが身売りとか倒産とかしちゃったら・・・
はい、終了! もうオシマイです。
購入したディーラーまで消滅しちゃった地方都市じゃ、
どこか壊れたMGFはそのまま廃車コース!
看板だけが変わったショールームに、同じセールスマンがそこにいるのに、
なんの対応も無し。
冗談じゃありませんよー。
でも、本国イギリスでは古いMGも、オースチンも、レイランドも、
大むかしのジャガーだって、今でも立派に走ってますから、
修理できないこともないんです。
望みはありますよ。
大むかしのジャガー
そこで問題になるのは、いったい誰にメンテを頼むのか。
何でもご自分で出来る方は別として、
一般の方なら、近所に懇意にしてる整備工場があるか・・・が重要ですね。
もしその工場にクルマ好きで、腕利きのメカさんがいたら、もう大丈夫!
電装だってメカ系だって、国産部品を使ってバンバン治してくれるでしょう。
オルタネータなんか、簡単に国産の中古品を流用できますもんね。
東京や大阪のような大都市であれば、
こだわりの英国車ショップもありますから、もっと安心でしょう。
アナタのMGFも、決して「廃車コース」になんか行かせませんよ!
安心してください。
お金はタップリかかるけど。
「だったら、やっぱり廃車じゃんかぁ~!」