ひょんなことから、メーターをバラすことになりました。
これまでMGFのスピードメーターはセンサー式か、機械式か?
そう尋ねられても、自信をもって答えることができませんでした。
メーターの作動方式なんか、別にどっちでもイイんですけど、
気になりだしたら、なんか気持ちが悪いなぁ・・・、って思ったんです。
というわけで、さっそくバラしてみましょう。
まずはハンドルを外します。
ウチのは純正ではないので、簡単ですよ。
普段からエアバッグも外してあります。イカンけど。
ステアリングボスは残しておきます。
図解:メーター廻り
この図にケーブルまでちゃんと書いてあれば、
こんなにバラさずに済んだんですよ。
もう!
あちこちのカバーを外して、やっと辿り着ける「メーターユニット」。
引っぱり出すのには、かなり腕力が必要です。
何でこんなに出てこないの~~~?
って、力任せに引っ張ったらケーブルが見えました!
というわけで、結局、機械式メーターだったんですねー。
ちなみにタコメーターは電気式です。
機械式だからって訳じゃないですけど、
MGFのスピードメーターは、指針がゆれます。
これ、MGFの宿命みたいです。
メーターの指針ダンパが弱いんじゃないかな・・・って思います。
さすがローバーですよ!
足回りだけじゃなく、こんな細かいところにも減衰力の不足があるんです。
老婆だけに。
このメーター指針の振れが大きくなったら、
車検に通らなくなるなので、早めに交換した方が良いでしょう。
パーツ代?
メーター丸ごとなので、もちろん、かな~り高価です。
この際ですから、センターパネルも外してみましょう。
この奥に見える太いパイプ(車体色と同色)が、
車体の左右を、強固につないでるフレームです。
もし、インパネの奥から「ギシギシ音」が聞こえてきたら、原因はこのパイプです。
このパイプ、両端はボディに強固に溶接されているハズなんですけど
この溶接がとても貧弱というか、「ど・ヘタクソ」 なのです。
ぜんぜん強固じゃないんです。
なのでもし、溶接が外れたら、擦れてキコキコと安っぽい音がします。
そうなったら溶接をやり直すしか、方法はありません。
しかも溶接する部分同士が、チョットしか残ってないので、
「あて鉄板」を巻き付けて、「超強力」に溶接するほうが良いですよ。
車内の見えないところなので、塗装とかはサビ止め程度でも充分です。
図解: コンソールのスイッチ部
余談ですが、
このスイッチパネルの照明って、切れることはほとんどありません。
確認はしてませんけど、電球じゃなくてLEDが使われていると思います。
だから、もし照明が消えたときは接触の不良が原因なので、
ソケット部に5-56スプレーなんぞを吹きかければ治ると思います。
もし、純正ハードトップを追加で購入したら、
リアウィンドウの熱線デフォッガのスイッチが欲しくなるでしょう。
それなのに、標準ではリアのデフォッガのスイッチは装備されていません。
これもディーラーに依頼すれば、ずいぶん高額な工賃になることでしょうね。
そんなときはどうすれば良いか・・・?
ここは潔く、熱線はあきらめましょう。
バッテリーの電力もたくさん使うので。
え~~? あきらめきれないですか。
それじゃ仕方がありませんねー。
フォグライトのスイッチでも転用して使いましょうか。
充分に使えるはずです。
え? フォグライトも付けたい?
「も~~、どっちかにしてよぉ!」
女性にそんな風にせまられるのは楽しそうですけど、
クルマの電装品のスイッチが二択だなんて・・・残念です。
何ならフォグランプを点灯させるときは、熱線ももれなくONにする、でどうでしょう?
<おまけ>
カーナビ用「車速センサー」のお話です。
もし、MGFにカーナビを装着することになって、
どうしても車速センサーも入力したいってときは、下の図を参照してください。
カーナビを買えば、こんな図くらい付いてくるとは思いますが、
MGFみたいな希少車種が記載されていることなんて、100%無いと思います。
図